IPtablesのログを取得する方法 その2

投稿者: | 2015年3月19日

IPtablesのログの出力先を分けるためには、まずIPtablesの標準のログの出力先のファシリティは、「kern.warning」なので、このファシリティに出力されるログだけ別のファイルに出力するように設定を変更する。

その設定だけでは、ログが重複して出力されてしまうので、「/var/log/messages」に対する、「kern.warning」ファシリティの出力を除外する設定を加える。

# vi /etc/rsyslog.conf

kern.=warning /var/log/kern-warning
*.info;mail.none;authpriv.none;cron.none;kern.!=warning /var/log/messages

rsyslogの再起動をする。

# service rsyslog restart

ログローテーションの設定を追加する。

# vi /etc/logrotate.d.syslog

/var/log/kern-warning

また、アクセス数の多い負荷の高いサーバーでは、IPtableのトラッキングできるパケットの上限数に達して、新規セッションの接続を弾いてしまったりしてパフォーマンスの劣化を引き起こしたりするので、トラッキングできるパケットの上限数を標準の65535から増やしたほうがいいかもしれない。

# vi /etc/sysctl.conf

net.nf_conntrack_max = 196605

設定を反映する。

# sysctl -p

IPtablesのログを取得する方法 その1

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