一回設定したら、設定をコピペして使いまわすだけでなかなか設定をすることがないので、いざなにもない状態から設定をすることになった時に、設定の方法を覚えていないので、サーバーのCPU使用率やネットワークのトラフィックなどをSNMPを使用して監視するための設定をまとめてみた。
■ インフォメーション
サーバーの設置場所や、連絡先のメールアドレスの設定をする。
syslocation 場所の名前
syscontact 名前
■ コミュニティの設定
コミュニティは、SNMPの情報を公開するネットワークの範囲で、com2secを使用して設定をする、書式は下記のようになる。
[書式]
com2sec セキュリティネーム IPアドレスの範囲 コミュニティネーム
セキュリティネームは、コミュニティに対するアクセス制御に使用される。
コミュニティネームは、セキュリティの観点から、public以外の名前にすることが好ましいらしい。
■ グループの設定
コミュニティの設定でした、セキュリティネームとSNMPのセキュリティモデルの組み合わせに対して名前を付ける、ここでつけたグループ名が、アクセス制御に使われる。
[書式]
group グループネーム セキュリティモデル セキュリティネーム
SNMPのセキュリティモデルには、「v1」と「v2c」と「usm」があり、それぞれSNMPのバージョン「v1」と「v2c」と「v3」に対応する。
「usm」を使用するためには、認証のためのユーザー情報などを別途設定する必要がある。
■ 公開するMIBの情報の設定
SNMPで取得可能なMIBの範囲とそれに対する名前を指定する。
[書式]
view ビュー名 設定タイプ MIBツリー マスク
設定タイプには、「included」と「excluded」が設定できる、「included」は、MIBツリーで設定した値を、「excluded」は設定した値以外のものに対するアクセスを許可する。
MIBツリーには、公開したいMIBの範囲を設定する。
マスクは、16進数でマスクの設定をすることで、ネットマスクのように、MIBツリーの公開範囲の制限をすることができる。