■ usermodコマンドでグループに所属させる手順
test01ユーザーを、test-g01とtest-g02グループに所属させる場合、下記のコマンドを実行する。
# usermod -G test-g01,test-g02 test01
「-G」オプションの後ろに所属させたいグループをカンマ区切りで列挙する。
■ usermodコマンドでグループへの所属を解除する手順
test01ユーザーを、test-g01とtest-g02グループから登録を解除する場合、下記のコマンドを実行する。
# usermod -G test01 test01
「-G」オプションに指定しなかったグループへの登録が解除される。
なので、test-g02グループからのみ登録を解除したい場合には下記のコマンドを実行する。
# usermod -G test01,test-g01 test01
■ usermodコマンドで他のユーザーと同じUIDを持つユーザーを作成する手順
test02ユーザーを、test01のUIDと同じにすることで、test02ユーザーを、test01ユーザーの別名のように使用することができる。
まずは、idコマンドで、アカウントの情報を確認する。
# id test01
uid=501(test01) gid=501(test01) groups=501(test01)# id test02
usid=502(test02) gid=502(test02) groups=502(test02)
test02ユーザーのUIDを、test01のUIDと同じものに変更する。同じUIDにするためには明示的に、「-o」オプションで指定する必要がある。
# usermod -u 501 -o test02
idコマンドで、アカウントの情報を確認すると下記のようになる。
# id test02
usid=501(test01) gid=502(test02) groups=501(test01),502(test02)