南千住の近くということで、遊郭があったことで有名な吉原の跡地に行ってきた。
今でも風俗店が固まっていて昔遊郭があったんだなということが少し感じさせれれる。ちなみに江戸時代の初めには、吉原は今の人形町のあたりにあって、明暦の大火の時に焼け出されて今の千束に移転してきたらしい。
吉原の入り口だった大門があった場所、門は昔になくなっていて、「吉原大門」の標識がないとここに門があったなんて絶対にわからない。ガソリンスタンドがとか何の風情もないよね。
ガソリンスタンドの前にある柳の木、横にあった看板によると、旧吉原遊郭の名所の一つで、遊び帰りの客が後ろ髪をひかれる思いを抱きつつ、この柳のあたりで遊郭を振り返ったということから、「見返り柳」っていうらしい。
昔は、ここではなく道路の反対側のほうにある山谷堀脇(埋め立てられて細長い公園になっている)の土手にあって区画整理に伴いここに移されてきたらしい、戦災などで焼けて何代にも渡って植え替えられている歴史のある木らしい。
吉原の大門とつながる中央通り、両脇に柳の木が植えてある。昔は道の両脇に、両脇に引手茶屋なる茶屋が並んでいたらしい。引手茶屋は遊女を仲介する、飲食が出来る案内所のようなものだったらしい。