基本設定
■ 待ち受けポートの設定 ■
ポート8080が一般的なので特別な理由が無きゃこの値でよいのでは?
[設定例]
http_port 8080
■ hostnameの設定 ■
サーバーのホストネームを指定する。エラーページなどでも表示される。
[設定例]
visible_hostname proxy.example.com
■ 環境変数の設定 ■
via headerを有効の無効切り替えをする。via headerは、通過したproxyの情報が入るので無効にすることで外部にProxyサーバーの存在を隠せる。
[設定例]
via disable
■ 環境変数の設定 ■
Proxyに接続をしているクライアントのIPアドレスが入る、環境変数の中身を削除することで外部にクライアントの情報を隠す。
[設定例]
forwarded_for delete
キャッシュ容量の設定
■ メモリ上のキャッシュの設定 ■
Proxyサーバーのキャッシュ領域として使用するメモリの割り当て量の設定。Proxyサーバー専用としてサーバーを使用するならば、OSが使用するメモリ1.5GBぐらいを安全のために残して残りをキャッシュとして割り当てる。
[設定例]
cache_mem 2500MB
■ メモリ上のキャッシュの大きさの設定 ■
メモリー上のにキャッシュされるファイルの大きさの最大値、この値以上の大きさのファイルはキャッシュとして保存されない。画像ファイルとかpdfファイルとかある程度の大きさがあるファイルをメモリ上にキャッシュするために少し多めの値を設定する?
[設定例]
maximum_object_size_in_memory 8MB
■ ディスク上のキャッシュディレクトリの設定 ■
ディスク上のキャッシュディレクトリの容量と階層の深さを指定するパラメーター、下記のような書式で書く。
cache_dir StorageType Directory SIZE L1 L2
- StorageType: ストレージ書き込みの方式の種類を指定する、ufsとaufsとdiskedという値が取れるがaufsが一番性能が出るようです。
- Directory: キャッシュを保存するディレクトリを指定します。
- SIZE: ディスクキャッシュの大きさですMB単位で指定します。
- L1とL2: Squidはキャッシュを高速に検索するためにキャッシュを保存するディレクトリのに2階層の階層構造を持たせている、階層ごとのディレクトリの数を指定する。 ディレクトリの中に大量のファイルができると検索が遅くなるのでL1とL2の値を十分大きな値に設定する必要がある。
[設定例]
cache_dir aufs /var/spool/squid 30000 32 512
■ ディスク上のキャッシュの最小値の設定 ■
Proxyサーバー上のディスクキャッシュに保存されるキャッシュの大きさの最小値、とりあえず0KBでいいと思う。
[設定例]
minimum_object_size 0KB
■ ディスク上のキャッシュの最大値の設定 ■
Proxyサーバー上のディスクキャッシュに保存されるキャッシュの大きさの最大値、ディスク容量がたくさんあるなら100MBぐらい設定をしておいてよいと思う。
[設定例]
maximum_object_size 100MB
■ DNSの正引きの結果のキャッシュの設定 ■
ドメイン名からIPアドレスに名前解決をした結果のキャッシュのエントリー数、アクセスが多いサーバーなら10000ぐらいを設定すると良いって書いてあった。
[設定例]
ipcache_size 15000
■ DNSの逆引きの結果のキャッシュの設定 ■
IPアドレスからドメイン名に名前解決をした結果のキャッシュのエントリー数、アクセスが多いサーバーなら10000ぐらいを設定すると良いって書いてあった。
[設定例]
fqdncache_size 15000
■ コアダンプを出力するディレクトリの設定 ■
squidのプロセスが落ちた際のコアダンプを出力するディレクトリの指定をするパラメーターです。
[設定例]
coredump_dir /var/spool/squid
Squid Proxy Serverの設定 その1
Squid Proxy Serverの設定 その3
[参考書籍]
英語版だけど、Proxyサーバーを設定するにあたって役に立ちました。なんで日本語でまともな本が出てないんだよ・・・