家族から不便なので直してくれと、言われたので、夏に壊れた無線のアクセスポイントの後釜としていろいろ悩んだ結果、BuffaloのWLAE-AG300Nという製品を購入した。
選んだ理由は、IEEE802.11nに対応していることとルーター機能のついていない純粋な無線のアクセスポイントであるという点のみ。ルーター機能のついていない機種は業務用を除くとほとんど売られていないので貴重だ。
製品のレビューを調べた限りでは発熱がすごいと書いてあったけれど稼働中もほんのり暖かくなるだけでそんなに発熱がすごいという印象はない。でも、冬で室温が低いから発熱が低いように見えているだけで実際にはものすごく発熱をしているのかもしれない。
前に使っていた無線の親機が煙を出して昇天した経緯からちょっと来年の夏が怖い・・・
設置作業自体は簡単に終わったのだが、前から使っていたNECのWL54LEという無線アクセスポイントの子機から接続できないというトラブルが・・・
いろいろ状態の切り分けをしてみると使用する無線チャンネルを、自動[全チャンネル](DFS)ありから自動[11n/g/b]に変更するとつながるので無線の子機に問題があるということが分かった。
DFSとは、Dynamic Frequency Selectionの略で名前の通り下記のような機能です。
無線LANの通信が気象レーダー等に影響を与えないよう、無線LANアクセスポイント側が使用周波数帯を変更する機能。5GHz帯の無線LANが使用する周波数帯域の一部(IEEE802.11a W53/56)は、既存の各種レーダーが使用する周波数帯域と重複している。この帯域に対応するアクセスポイントは、レーダー等の干渉波を常にモニタし、検出し次第に無線LAN通信を別のチャネルに切り替える。電波状況に応じてアクセスポイントの電波出力を調整するTPC(Transmit Power Control)機能とともに、5.25~5.35GHz、5.47~5.725GHz内のチャネルに対応するアクセスポイントに必須の機能である。
上記のことからWLAE-AG300NにWL54LEから接続できなかった原因は、IEEE802.11aで追加で使用できるようになった5.2Ghz帯の電波に対応させていなかったためで、ファームウエアをアップデートすることでDFSを有効(5.2Ghz帯を使用する)にした場合でもつながるようになった。
古い無線LANのカードなどを使っている場合は上記の症状でつながらなくなる可能性があるのでうまく接続できなかった場合はファームエアのアップデートで改善する可能性があるかもしれない。